雄橋 悠久の時の門

帝釈川にかかる天然橋「雄橋」(天然記念物)の周辺には、縄文人が1万年以上も前から暮らした
洞窟、岩陰遺跡などが50か所以上もあり、「帝釈峡遺跡群」と呼ばれています。
昭和36(1961)年9月、林道の工事に際して帝釈地域の人々によって帝釈峡馬渡岩陰が発見され、
60年の間に13遺跡で学術調査が進み、日本の考古学の発展に貢献してきました。

帝釈峡遺跡群(たいしゃくきょういせきぐん)

帝釈峡の周辺一帯の石灰岩地には、
長年の浸食によって多くの洞窟・岩陰ができ、
先史時代の人類遺跡が随所に残され「帝釈峡遺跡群」と呼ばれています。
我が国の代表的な洞窟・岩陰遺跡群であり、
広島県庄原市・神石高原町・府中市、岡山県新見市にまたがる広大な地域に、
50か所以上の遺跡が分布します。
60年もの歳月をかけて寄倉岩陰(国史跡)、
馬渡・名越・豊松堂面岩陰(広島県史跡)、観音堂洞窟など
13遺跡が調査され、考古学の発展に寄与してきました。

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