帝釈峡遺跡群は、広島県東北部の庄原市から神石郡に広がる帝釈石灰岩地帯に位置しており、石灰岩の洞窟、岩陰を利用した数多くの石器時代遺跡が発見されています。遺跡群の発掘調査は、1962年の帝釈馬渡岩陰の第1次調査以来、毎年継続して実施しており、2011年で50年を迎えました。そして、1977年からは帝釈峡の地に帝釈峡遺跡群発掘調査室が開設され、現地調査の拠点となっていますが、国立大学でもこのような考古学の発掘調査実習施設が設置されているのは東京大学と本学のみです。
帝釈峡は広島県北東部の庄原市東城町と神石高原町にまたがる、全長18キロメートルの峡谷です。お車のほか、電車でもお越しいただけます。エリアによりアクセス方法が異なりますので、まずは帝釈峡遺跡群発掘60周年記念事業実行委員会へお問い合わせください。
●アクセス/お車で中国自動車道東城ICから車で約20分